EBITDAとは何か?計算方法とビジネスにおける重要性を解説
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小規模企業の約半数は5年以内に倒産しており、存続できない企業に共通しているのは、自社の財務健全性に対する理解不足です。もしあなたが自社の最終利益を見て、ビジネスが本当に順調なのか確信が持てないと感じたことがあるなら、EBITDAこそが不足している指標かもしれません。
EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は、財務的なノイズを取り除き、本業の収益力を明らかにします。投資を募る場合、事業の売却を計画している場合、あるいは単に自社のパフォーマンスをより明確に把握したい場合でも、EBITDAを理解することは不可欠です。
EBITDAは何の略?
EBITDAは Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization の頭文字をとった略語です。それぞれの単語には重要な意味があります。
- Earnings(利益): 企業の利益 — 出発点となる数値です。
- Before Interest(利払い前): 借入金のコストを除外します。
- Taxes(税引き前): 連邦税、州税、地方税などの支払額を除外します。
- Depreciation(有形固定資産減価償却前): 物理的な資産(設備、車両、建物)の段階的な費用計上を除外します。
- Amortization(無形固定資産償却前): 無形資産(特許、商標、ソフトウェアライセンス)の段階的な費用計上を除外します。
これらの項目を取り除くことで、EBITDAは営業利益、つまり財務上の決定、税域、会計慣行を考慮する前の、日々の活動からビジネスがどれだけの現金を創出しているかを浮き彫りにします。
EBITDAの計算式
EBITDAを計算する方法は2つあり、どちらも同じ結果になります。
方法1:当期純利益から算出する
EBITDA = 当期純利益 + 利息 + 税金 + 減価償却費 + 無形資産償却費
これが最も一般的なアプローチです。最終的 な利益(ボトムライン)から始め、除外されている4つの項目を足し戻します。
方法2:営業利益から算出する
EBITDA = 営業利益 (EBIT) + 減価償却費 + 無形資産償却費
すでに営業利益(EBIT — 利払い前・税引き前利益とも呼ばれます)がわかっている場合は、単に減価償却費と無形資産償却費を足し戻すだけです。
これらの数値の確認場所
すべての構成要素は損益計算書に記載されています。
| 項目 | 記載場所 |
|---|---|
| 当期純利益 | 損益計算書の最下行 |
| 利息費用 | 営業外費用の項目 |
| 税金費用 | 法人税等として記載 |
| 減価償却費(有形) | 減価償却費(無形)と合算されることが多い。キャッシュフロー計算書にも記載 |
| 償却費(無形) | 減価償却費と合算されることが多い。財務諸表の注記を確認 |