メインコンテンツまでスキップ

「財務」タグの記事が1件件あります

全てのタグを見る

トップ 8 使いやすい SMB 会計ソフトウェア(2025 年版)

· 約10分
Mike Thrift
Mike Thrift
Marketing Manager

会計ソフトウェアの選定に一週間も費やす必要はありません。多くの中小企業にとって、導入が簡単で、基本機能が完璧に動作し、コストが抑えられるツールを見つけることが目標です。そこで、実際に中小企業が使いやすいと評価している 8 つの選択肢を、シンプルで平易な英語でまとめました。

以下では、各プラットフォームの得意分野、2025 年 8 月 20 日時点の価格、そして導入前に知っておきたい小さな注意点を紹介します。

2025-08-18-top-8-easy-to-use-smb-accounting-software-2025-edition


選定基準

私たちは「時間を尊重し、実務的な課題を解決できる」プラットフォームに注目しました。選定基準は以下の 4 つのポイントです。

  • 高速オンボーディング: 直感的な UI、妥当なデフォルト設定、スムーズなセットアップフローで、すぐに使い始められること。
  • コア機能: 請求書作成、銀行フィードと調整、基本的な財務レポートなど、必須機能がしっかり備わっていること。
  • 価格の透明性: 公開価格または公式声明があり、営業電話なしで支払額が把握できること。
  • スケーラビリティ: ソロ事業から小規模チームへ成長しても、アドオンや上位プランで拡張できること。

1) Beancount.io — 開発者・チーム向け、スクリプト可能で監査可能な帳簿が作れるベストツール

概要:
Beancount.io は、プレーンテキスト会計プラットフォームで、テキストベースの取引データから包括的な財務レポートやダッシュボードを生成します。コード化された財務(finance‑as‑code)アプローチで、正確さ・自動化・データ所有権を徹底しています。有料プランでは AI 搭載インサイトや高度なワークフローが利用可能です。

  • SMB が好む理由: プレーンテキストと Git などのバージョン管理を組み合わせることで、完全な監査証跡が確保でき、コードレビュー感覚で財務変更を確認できます。エンジニア中心のワークフローにシームレスに統合でき、ロックインがない点も大きな魅力です。
  • 価格: 個人・オープンソースプロジェクト向けに 無料 ティアが用意されています。有料プランで高度な自動化やチーム機能が利用可能です。詳細は公式サイトをご確認ください。
  • 留意点: ファイル操作や Git などのバージョン管理に慣れているチーム、または財務プロセスをプログラム的に制御したい企業に最適です。

2) QuickBooks Online — 会計士との互換性が最も高いベストツール

概要:
QuickBooks Online は業界標準で、会計士や CPA がすでに慣れ親しんでいるプラットフォームです。豊富な機能と、最も広範な統合エコシステムを誇ります。

  • SMB が好む理由: 包括的なレポート機能、上位プランでの在庫管理、そしてサードパーティアプリとの連携が豊富なため、ほぼすべてのツールと接続可能です。会計士が QuickBooks に精通している点も大きな利点です。
  • 定価: Simple Start 35/Essentials35/月**、Essentials **65/月、Plus 99/Advanced99/月**、Advanced **235/月。Intuit は初回 3 ヶ月間 50% オフのプロモーションを頻繁に実施しています。(QuickBooks Pricing)
  • 留意点: 機能が多すぎて重く感じることがあります。また、価格は年々上昇傾向にあります。(Woodard Report on price increases)

3) Xero — クリーンな UI と全プランで無制限ユーザーが利用できるベストツール

概要:
Xero は、洗練された UI、強力な銀行フィード、豊富なアプリマーケットプレイスで知られる QuickBooks の代替プラットフォームです。全プランでユーザー数無制限という点が特徴です。

  • SMB が好む理由: 直感的なワークフローにより、日々の調整作業がスムーズに行えます。キャッシュフローの可視化も優れており、拡張性の高いアプリエコシステムがバックアップしています。
  • 米国価格: Early 20/Growing20/月**、Growing **47/月、Established $80/月。2025 年 10 月 1 日から価格改定が実施されます。(Xero Pricing)
  • 留意点: Early プランは請求書・請求書の件数に上限があり、給与計算や走行距離管理は別途有料オプションです。

4) FreshBooks — サービス業向け、請求書と時間管理に特化したベストツール

概要:
FreshBooks は、サービス業のコアニーズである請求書作成、時間追跡、クライアントポータルを洗練されたウェブ・モバイルアプリで提供します。

  • SMB が好む理由: 請求書作成体験が快適で、支払い回収がスピーディになります。Premium プランではプロジェクトごとの利益率分析が可能で、顧客別・案件別の価値が一目で分かります。
  • 定価: Lite 21/Plus21/月**、Plus **38/月、Premium 65/TeamMembers65/月**。Team Members **11/ユーザー/月、Advanced Payments 20/Payroll20/月**、Payroll は **40 + $6/従業員/月 から。プロモーションで初期価格が下がることがあります。(FreshBooks Pricing)
  • 留意点: 下位プランではクライアント数・ユーザー数に制限があり、ビジネスが拡大するとコストが上昇します。

5) Zoho Books — Zoho エコシステム利用者向け、コストパフォーマンス抜群の自動化ツール

概要:
Zoho Books は機能が豊富で自動化に優れた会計プラットフォームです。Zoho の他アプリと深く連携できるため、既に Zoho 製品を利用している企業に最適です。

  • SMB が好む理由: ワークフロールールで定型会計作業を自動化でき、ミッドティアでも在庫管理が利用可能です。コストパフォーマンスが高く、予算に優しい点が魅力です。
  • 米国月額価格: 無料プラン(利用条件あり)あり。Standard 20Professional20**、Professional **50、Premium 70Elite70**、Elite **150、Ultimate 275。追加ユーザーは275**。追加ユーザーは **3/ユーザー/月。(Zoho Books Pricing)
  • 留意点: QuickBooks に比べて会計士の認知度が低い場合があります。また、各プランで請求書・経費件数に上限があります。

6) Wave — 無料スタートプランが充実したベストオプション(有料 Pro で拡張)

概要:
Wave は、創業間もない企業、フリーランサー、ソロプレナー向けに、初期投資なしで会計を始められるプラットフォームです。

  • SMB が好む理由: 無料で無制限の請求書作成とシンプルな簿記が可能です。Pro プランにアップグレードすると、銀行自動化や優先サポートが利用できます。
  • 価格: Starter 0Pro0**、Pro **19/月(年額 190)。クレジットカード決済手数料は通常2.9190**)。クレジットカード決済手数料は通常 **2.9% + 0.60、Pro ユーザーは最初の 10 件が割引対象です。(Wave Pricing)
  • 留意点: 高度な機能や統合は QuickBooks や Xero に比べて限定的です。自動銀行インポートやプレミアムサポートは Pro プランのみです。

7) ZipBooks — 無料プランが本格的に使える軽量代替ツール

概要:
ZipBooks は、サイドビジネスやコンサルタント、小規模チーム向けに設計された、シンプルで使いやすい会計ツールです。

  • SMB が好む理由: 画面がすっきりしており、請求書作成が簡単です。無料プランでも複数銀行口座への接続や一定水準のレポート機能が利用できます。
  • 価格: Starter 無料、Smarter 15/Sophisticated15/月**、Sophisticated **35/月。会計士向けプランもあり。(ZipBooks Pricing)
  • 留意点: 「ビッグスリー」(QuickBooks、Xero、FreshBooks)に比べてサードパーティ連携が少ない点がデメリットです。

8) Patriot Accounting — 米国給与機能がオプションで付く、予算重視のベスト選択肢

概要:
Patriot はシンプルな UI、米国内のカスタマーサポート、給与機能が統合されたパッケージを提供し、複雑さを排除したい企業に適しています。

  • SMB が好む理由: 価格が明瞭で、請求書作成や銀行取引のインポートが直感的に行えます。
  • 価格: Accounting Basic 20/AccountingPremium20/月**、Accounting Premium **30/月。給与は基本サービス 17/+17/月 + 4/従業員、フルサービス 37/+37/月 + 5/従業員 から。プロモーションが頻繁に実施されています。(Patriot Software Pricing)
  • 留意点: QuickBooks や Xero のような高度機能や広範な統合ライブラリはありませんが、基本的な会計処理は十分にカバーしています。

クイック「一目で分かる」比較(価格は月額リスト価格、特記事項除く)

  • Beancount.io: 無料ティアあり;有料で自動化機能が利用可能。開発者向き。
  • QuickBooks Online: 3535–235。普及率・機能豊富さが最大の強み。
  • Xero: 20/20 / 47 / $80(2025 年 10 月 1 日に価格改定)。クリーン UI、ユーザー無制限。
  • FreshBooks: 21/21 / 38 / $65。請求書・プロジェクト管理に強い。
  • Zoho Books: 無料–$275。自動化コストパフォーマンス抜群、Zoho ユーザーに最適。
  • Wave: Starter 0Pro0;Pro 19/月または $190/年。創業直後に最適。
  • ZipBooks: 無料–$35。シンプルでフレンドリー。
  • Patriot: 2020–30。米国給与と統合した予算重視の選択肢。

10 分で決める選び方

考えすぎず、まずは試してみましょう。簡単な意思決定ガイドです。

  • 「設定して放置」できるシステムが欲しく、技術的に自信があるならBeancount.io の無料ワークスペースを作成し、1 週間分の取引をインポート、定期ルールをスクリプト化して、テキストベースの監査可能な帳簿の威力を体感してください。
  • 外部の会計士と連携したい場合は、最も汎用性の高い QuickBooks Online か、ユーザー無制限が魅力の Xero を試してください。
  • 時間単価で請求し、プロフェッショナルな請求書が必要ならFreshBooks を体験。
  • 最低コストで最大の自動化を求めるならZoho Books の Standard と Premium を比較。
  • 創業直後で価格に敏感な場合はWave または ZipBooks の無料プランから始め、必要に応じてアップグレード。
  • 会計と給与を一括で低予算で管理したい場合はPatriot をチェック。

Beancount.io がスタックに入る位置付け

Beancount.io は、財務記録を単なるコンプライアンス作業ではなく、重要なデータセットと捉える企業向けに設計されています。提供する主な価値は次の通りです。

  • 開発者フレンドリーな元帳: 正確で監査可能、コードレビュー感覚で変更を確認。
  • 自動化と拡張性: カスタムスクリプトや CI/CD パイプラインに統合可能。
  • 所有権の確保: データは完全にユーザー側に保存され、外部サービスへの依存がありません。
  • AI インサイト(有料プラン): 財務トレンドや異常検知を自動で提示。

まずは無料ティアで試し、ビジネスの成長に合わせて有料プランへシームレスに移行できます。


参考情報(2025 年 8 月時点)

  • 各ツールの価格は公式サイトの最新情報をご確認ください。
  • プロモーションや割引は随時変更される可能性があります。

本稿の情報は執筆時点のものです。導入前に必ず最新の公式情報をご確認ください。